お中元はいつまでに贈る?時期・相場・のしの基本マナーをわかりやすく解説
2026年5月6日 · Gifcon編集部

お中元を贈る時期や相場、のしの書き方、遅れた場合の対応まで解説。初めて贈る方にもわかりやすい、お中元マナーの基本ガイドです。
お中元は「感謝」を伝える夏のご挨拶
お中元は、日頃お世話になっている方へ感謝の気持ちを届ける夏の贈り物です。 親戚や実家、上司、取引先、習い事の先生など、普段の関係性の中で「いつもありがとうございます」という気持ちを形にして贈ります。
ただ、初めてお中元を贈るときは、少し迷うことも多いものです。 「いつまでに贈ればいいのか」「金額はいくらくらいが失礼にならないのか」「のしはどう書けばいいのか」など、気になる点がいくつもあります。
この記事では、お中元の時期や相場、のしの基本、遅れてしまった場合の対応まで、贈る前に知っておきたいマナーをまとめました。 かしこまりすぎず、でも失礼のない形で夏のご挨拶をしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
お中元を贈る時期はいつからいつまで?
お中元を贈る時期は、地域によって少し違いがあります。 一般的には、関東では7月上旬から7月15日頃まで、関西では7月中旬から8月15日頃までが目安とされています。
ただし、最近では地域差をそこまで厳密に気にしないケースも増えています。 特にネット注文や配送ギフトでは、6月下旬から7月上旬にかけて早めに手配する方も少なくありません。 相手が受け取りやすい時期に届くよう、余裕を持って準備するのがおすすめです。
地域別のお中元時期の目安
目安としては、次のように考えるとわかりやすいです。
関東・東北の一部:7月上旬から7月15日頃まで
関西・東海・中国・四国・九州:7月中旬から8月15日頃まで
北海道:7月中旬から8月15日頃まで
沖縄:旧暦の7月15日頃まで
相手の住んでいる地域がはっきり分からない場合は、7月上旬から中旬に届くように手配すると、大きく外れにくいでしょう。
お中元の時期を過ぎたらどうする?
お中元の時期を過ぎてしまった場合でも、感謝の気持ちを伝えることはできます。 ただし、のしの表書きを変えるのが一般的です。
7月中旬以降は「暑中御見舞」
お中元の時期を過ぎた場合は、「暑中御見舞」として贈ることがあります。 目上の方へ贈る場合は、より丁寧に「暑中御伺」と書くこともあります。
特に関東では7月15日頃を過ぎると、お中元ではなく暑中見舞いとして贈るケースが多くなります。 相手に失礼な印象を与えないためにも、時期に合わせて表書きを変えると安心です。
立秋以降は「残暑御見舞」
立秋を過ぎてから贈る場合は、「残暑御見舞」とするのが一般的です。 こちらも、目上の方へ贈る場合は「残暑御伺」とすると、より丁寧な印象になります。
少し遅れてしまったからといって、贈ること自体をためらう必要はありません。 ただ、遅くなった場合は、品物に加えて一言メッセージを添えると気持ちが伝わりやすくなります。
お中元の相場はいくらくらい?
お中元の金額は、相手との関係性によって変わります。 一般的には、3,000円から5,000円程度がよく選ばれる価格帯です。 特にお世話になっている方や取引先には、5,000円前後の品を選ぶこともあります。
大切なのは、無理のない範囲で、相手に気を使わせすぎないことです。 高価すぎる品物は、かえって負担に感じられることもあります。 毎年贈る場合は、続けやすい金額にしておくことも大切です。
相手別のお中元相場
親戚・実家:3,000円から5,000円程度
上司・目上の方:3,000円から5,000円程度
特にお世話になった方:5,000円から10,000円程度
取引先・法人向け:3,000円から10,000円程度
友人・知人:2,000円から3,000円程度
法人向けの場合は、会社のルールで贈答品の受け取りを制限していることもあります。 取引先へ贈る場合は、相手先の方針やこれまでの慣例も確認しておくと安心です。
お中元の「のし」はどうする?
お中元を正式な贈り物として届ける場合は、のしを付けるのが一般的です。 特に目上の方や取引先へ贈る場合は、のし付きにすると丁寧な印象になります。
表書きは、時期に合わせて「御中元」「暑中御見舞」「残暑御見舞」などを使い分けます。 水引は、紅白の蝶結びが基本です。 蝶結びは何度あってもよいお祝い事やご挨拶に使われるため、お中元にも適しています。
のしの名前はどう書く?
のしの下段には、贈り主の名前を書きます。 個人で贈る場合はフルネーム、家族で贈る場合は苗字だけでも問題ありません。 法人として贈る場合は、会社名や代表者名を入れることが多いです。
連名で贈る場合は、目上の方や代表者の名前を右側に書くのが一般的です。 人数が多い場合は、代表者名に「外一同」と添える形にするとすっきりします。
内のし・外のしの違い
お中元を注文するときに迷いやすいのが、「内のし」と「外のし」です。 内のしは、品物にのしをかけてから包装する方法。 外のしは、包装紙の上からのしをかける方法です。
配送で贈る場合は、のしが汚れたり破れたりしにくい内のしがよく使われます。 一方で、直接手渡しする場合は、表書きがすぐに見える外のしが選ばれることもあります。
どちらが絶対に正しいというよりも、贈り方に合わせて選ぶとよいでしょう。 ネットショップで注文する場合は、配送用に内のしが標準になっていることも多いです。
お中元に送り状やメッセージは必要?
昔ながらのマナーでは、品物が届く前に送り状を出すのが丁寧とされています。 ただ、現在では品物にメッセージカードを添えたり、配送後に電話やメールで一言伝えたりする形も一般的になっています。
特に目上の方や取引先へ贈る場合は、短い文章でもよいので、感謝と季節の挨拶を添えると印象がよくなります。 親しい相手であれば、堅苦しい文章でなくても大丈夫です。
お中元に添えるメッセージ例
「いつもお世話になっております。日頃の感謝を込めて、心ばかりの品をお贈りいたします。」
「暑い日が続きますので、どうぞご自愛ください。」
「ご家族皆さまで楽しんでいただけましたら幸いです。」
「ささやかではございますが、夏のご挨拶としてお受け取りください。」
文章は長くなくても構いません。 相手を気遣う一言があるだけで、品物だけを贈るよりも丁寧な印象になります。
お中元を贈る相手はどこまで?
お中元は、必ずしも多くの人に贈らなければならないものではありません。 基本的には、日頃から継続的にお世話になっている方へ贈るものです。
たとえば、実家や義実家、親戚、上司、恩師、取引先、習い事の先生などが一般的です。 ただし、一度贈ると毎年続けることが多いため、無理なく続けられる範囲で考えることが大切です。
一度だけのお礼なら「御礼」でもよい
一時的にお世話になった方へ感謝を伝えたい場合は、必ずしもお中元にする必要はありません。 その場合は、表書きを「御礼」として贈るほうが自然なこともあります。
毎年のご挨拶として続ける相手なのか、今回だけのお礼なのかを考えて、贈り方を選ぶとよいでしょう。
喪中のときにお中元は贈ってもいい?
お中元はお祝いではなく、日頃の感謝を伝える季節のご挨拶です。 そのため、自分や相手が喪中の場合でも、基本的には贈って問題ないとされています。
ただし、四十九日が明けていない場合や、相手が落ち着いていない時期には、少し時期をずらすなどの配慮をすると安心です。 紅白の水引が気になる場合は、のしを控えめにしたり、無地の掛け紙を選んだりすることもあります。
相手の状況に合わせて、無理に華やかな贈り物にしないことが大切です。
お中元をやめたいときはどうする?
お中元は、毎年続けることが多い贈り物です。 そのため、事情が変わってやめたい場合に悩む方もいます。
急に何も贈らなくなるのが気になる場合は、最後に「御礼」として少し丁寧な品を贈り、今までの感謝を伝える方法もあります。 親しい相手であれば、年賀状や暑中見舞いなど、別の形でご挨拶を続けるのも自然です。
無理をして続けるよりも、関係性に合った形で感謝を伝えることが大切です。
お中元で避けたほうがよい品物はある?
お中元では、相手に失礼な印象を与えにくい品物を選ぶことも大切です。 刃物やハンカチ、靴下などは、意味を気にする方もいるため、目上の方への正式な贈り物では避けたほうが無難とされることがあります。
また、相手の好みや体調に合わないものにも注意が必要です。 お酒を飲まない方にアルコールを贈る、少人数の家庭に大量の生鮮食品を贈るなどは、かえって負担になることもあります。
迷ったときは、日持ちする食品や飲料、個包装の品、選べるギフトなど、受け取りやすいものを選ぶと安心です。
まとめ
お中元は、日頃お世話になっている方へ感謝を伝える夏のご挨拶です。 贈る時期は地域によって違いがありますが、迷った場合は7月上旬から中旬に届くように手配すると安心です。 時期を過ぎた場合は、「暑中御見舞」や「残暑御見舞」として贈ることもできます。
相場は3,000円から5,000円程度が中心で、相手との関係性に合わせて無理のない範囲で選ぶのが基本です。 のしは紅白の蝶結びを使い、表書きは「御中元」とするのが一般的です。
品物そのものだけでなく、時期や相場、のし、メッセージに少し気を配るだけで、贈り物の印象は大きく変わります。 今年のお中元は、失礼のないマナーを押さえながら、日頃の感謝を丁寧に届けてみてください。